2013年09月17日

ふたりはミルキィホームズ第10話「いつでもいっしょ」

ふたりはミルキィホームズ 第10話 ネタ解説

世界を持ち上げる象に
アリスが家の隠し部屋の壁で見ていた新聞の見出し。「象」は「像」の間違いかな? 写真からすると、ロックフェラーセンターにある「世界を支えるアトラス像」ですね。(参考写真

「挑戦状」
カズミからミルキィホームズに送られた挑戦状…ひらがなじゃないだと!?

大探偵博覧会(跡地)
特徴的な「探偵の塔」が見えますが、第2幕のキーワードでもあった「大探偵博覧会」の会場ですね。手前に見えるステージは、ミナミハルコの歌を収録した場所かも。

「THE ADVENTURES OF SHERLOCK HOLMES by A. Conan Doyle」
探偵秘宝館に展示してある本のタイトル。言わずと知れた、サー・アーサー・コナン・ドイル著「シャーロック・ホームズの冒険」の原書です。表紙の絵からすると「ストランド版 シャーロック・ホームズの冒険」ですね。「ストランド誌」はホームズを連載していた雑誌です。


第10話 感想など

カズミの怪盗修行回です。シオン兄さんも公式に厨二病扱いです。カラー・ザ・ファントムとはなんだったのか…慢心、環境の違い。

しかし「偉大な白き堕天使」に「ダークサイド・レボリューション」ですかー。このちびっ子ふたり、最終的に鍵になりそうなのに、厨二っぽい二つ名からはトイズ能力の推測もできませんぬ…。

今週はそれよりも十津川警子こと麗しの破滅の桃()です。この子の二つ名もトイズに関係ない命名ですねー。十津川はアリスを引きこもうと画策していましたが、言葉通りにシオンとアリスのことを思ってのことなのか、それともまだ裏があるのか。

ただ今週のカズミに対する言動を見ていると、先週私が予想した十津川がラスボスはないのかもですねー。もしそうなら、未だ行動原理が謎なちびっ子ふたりがラスボスになりそうな感じです。

で、ミルキィホームズ出動です!
しかし、カズミが特訓してほしいと思っているなどというアホのような誤解です。さすがです、ミルキィホームズ。「挑戦状」が読めるようになったのも伊達じゃないですー!

そして、何かが激しく間違っているのに結局は正解を引き当てる力も健在ですねw
あと、瞳のハイライトが星だったりハートだったりと、在りし日のミルキィホームズ(笑)そのまんまだったのもポイント高いです。

アリスの意思もカズミの迷いも、「ふたりは」という前提のもと。アリスが才能を開花させたのもカズミのトイズとの合体技のお陰です。アリスが家族が怪盗一家であったことを断ち切ろうとし、「いっしょにいられなきゃだめなの」とカズミに言いますが、…答え出てますねw

そもそも「探偵」と「怪盗」は、トイズを中核に対立しているものです。リュウコ・コマツのように安易に怪盗に転向することも当然可能ですしょう。しかし、「探偵」であるか「怪盗」であるかは、トイズ以外の資質の大きく関わってくるようです。というか、トイズだけではないことはゲーム、アニメを通してひとつのテーマになっているところですよね。

アルセーヌがなんで「怪盗」なのか。小林オペラはなんで「探偵」なのか。
ミルキィホームズは農業の才能がある()のになんで「探偵」を目指すのか。

ひとつは、本人の「業」のようなものでしょうか。「トイズ」って特殊能力を持つこと自体、普通では無いことですもんねー。トイズがあると警察になれないという設定もありますし。(リュウコ・コマツはそういう意味では本質的に「怪盗」だったんでしょうね。オペラなら「解けない謎などない!」と豪語しそうですし)

もう一つは、「怪盗」が「探偵」を求め、またはその逆であること。アルセーヌ様の言動や、オペラの推理モードをみれば一目瞭然です。アルセーヌがシャロにこだわっている理由でもあります。ミルキィホームズ世界では、トイズがある限り探偵と怪盗が生まれ続けるわけです。

「怪盗」が「探偵」を育てる、という構図は、今回十津川とカズミの関係でも表現されています。十津川の意図は波の間に間に見えねども、カズミの本意を引き出したのも十津川です。

ふたミルでは表に出てきていませんが、そもそも探偵学院のアンリエット生徒会長が怪盗なわけで。スリーカードたちの動きや、ミルキィホームズたちの行動を見るに、フェザーズのふたりの成長にはアンリエットさんの意思も働いていそう。

振り返ると、ふたミル第1話のアリスの「(怪盗を捕まえまくったら)わたしたちお仕事無くなっちゃうね」という台詞も思い出します。ある意味ミステリの本質をついていてすごく好きな台詞です。

シオン兄さんにとっては単なる「馴れ合い」にしか見えないようですが…、「怪盗」と「探偵」の関係の、なんと因果なことか。


【定期連絡:】今週のアリスママは冒頭ワンカットのみ…(´・ω・`)

この記事へのコメント
今回は結構面白かったです

カズミとアリスの友情を通して「探偵」や「怪盗」について描かれるのは良かったし、ミルキィのコミカルさはゲーム版とアニメ版を足して二で割ったような安定感がありましたねw

でも「中二」ってワードを使うのは「ふたミル」の世界観ではちょっと違和感が……。
ミルキィ二期のギャグとかで誰かが言ったりするのは違和感なさそうですけど
Posted by IamG at 2013年09月18日 07:54
>IamG さま
怪盗-探偵論的なお話は私も見ててテンション上がります。ミルキィホームズはキャラの可愛さももちろんですが、無駄に「ミステリの本質」に踏み込んでくるのが、探偵小説ファンにはたまらないものがあり、ふたミルでもそれがしっかりあることがわかってうれしいですー。

ふたミルも独自の方向性が見え始めたとはいえ、まだ模索段階にある感じも否めませんね。言葉選びなども脚本家さんでブレもありますし…。
フェザーズのふたり同様にまだまだ伸びしろがありそうなふたミルは、1クールで終わるには惜しい!
ぜひ続編も企画していただきたいところです。
Posted by magurow at 2013年09月18日 14:39
良い意味で、違和感と期待を抱かせる十話でした。
九話のカズミ怪盗デビュー後の、残り三話でフェザーズの、
探偵と怪盗という別の立場から二人はどうやって絆を取り戻すのか、という展開を予想していたのでまさかこんなに早く仲直りするとは.....結果として、そのように二人を導いた
十津川ちゃん.....不気味と言うより不思議なキャラです。

疑問点
今回の十話は、私が予想していた「ふたミル」の最終回のラストそのものでした。それが物語として一番まとまりの良い構成だと思っていたので。
しかし二人の絆がこの十話で戻った。となるとあと残り二話で、どのような物語が展開されるのか。
「意外な真相が解ったと思っていたらさらにすごい謎が待ち構えていた」という折原一さんの傑作ミステリを読むような展開を期待せずにはいられない!しかしmagurowさん
の指摘の通り、おかしな(カオスな)物語の流れになるほど
濃厚に漂うミステリマインド.....それが一番の「謎」です。

トイズを拒否する立場の、警察という組織に属しながらトイズを使い怪盗行為を行う十津川ちゃん。
カラー・ザ・ファントム内でも、シオン(怪盗)リュウコ・コマツ(探偵)そして十津川ちゃん(警察)という三すくみの図式が明確に成り立ってしまいましたが、果たしてどのような結末が待っているのか。

勘違いミルキィ四人のカズミに対する訓練という名の体育会系シゴキ(笑)。目をキラキラさせる四人の艶可愛い表情が
ダメダメミルキィそのもの。小関雅さんが作画監督補佐なのが、その理由だったりして。


最近、リュウコ・コマツが気になって仕方がありません。アリスママよりも。magurowさんには失礼ですが。
どっちも美人と言うことで(笑)
Posted by losspass at 2013年09月18日 22:12
> losspass さま
私もふたミルは、ミルキィ世界設定を使ったカズミとアリスの友情話が核だと思ってましたが、シオン兄さんの「探偵と怪盗の馴れ合い」に対する挑戦がどうやら主ストーリーだったようで、びっくりですー。

カラー・ザ・ファントム内部の三すくみはなかなかいい着眼点ですね。リュウコ(色っぽい久川綾さんの声が聞けて私も好きですよw)の作戦はシオンの埒外ですし、十津川ちゃんは独自の意図がありますし…。残りのストーリーはここらへんが重ファクですね。アリスが自分の意志を確認した現在、明神川家の件はここが片付けば自然にまとまりますし。(常磐家の方は今回これ以上の言及はなさそうですね)

折原一さんといえば、いろいろ凝りすぎて微妙になっちゃう作品(「○○者」シリーズの一部とか…)が、シオン兄さんの設定優先のダメダメさにも通じる気がしますw
Posted by magurow at 2013年09月18日 23:04
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