2010年11月01日

キャラ別ネタ解説索引

注意:それぞれのキャラにおけるネタの解説・解析は、重要なネタばれを含む場合があります。

ミルキィホームズ

シャーロック・シェリンフォード(シャロ)
譲崎 ネロ
エルキュール・バートン(エリー)
コーデリア・グラウカ
かまぼこ
小林 オペラ(アニメ未登場)


怪盗帝国

アルセーヌ / アンリエット・ミステール
ストーンリバー / 石流 漱石
トゥエンティ / 二十里 海
ラット / 根津 次郎


Genius4(G4)

明智 小衣
銭形 次子
長谷川 平乃
遠山 咲


1期 ゲストキャラクター(初出回)

アイリーン・ドアラ(4話)
メアリー&ケイト(5話)
クラリス王女(6話)
ペロ・グーリ王子(6話)
マープルさん(6話)
来栖 ソニア(9話)
森 アーティ(12話)


2期 ゲストキャラクター(初出回)

ごぼ天(1話)
チェリー画伯(1話)
アーサー・コナン・ドリル(2話)
ヒガサ・クリスティ(2話)
寿司屋の大将(2話)
ハッケイ島シープリズン監獄長(3話)
コロン・ポー(5話)
ポポロマーク2(5話)
ミナミハルコ(9話)
イケメンブー太(怪盗アブラギッシュ)(10話)
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シャーロック・シェリンフォード(シャロ)

年齢:15歳
身長:141cm
体重:32kg
誕生日:3月31日
血液型:AB型
好きなもの:かまぼこ(食べ物)、仲良くする事
嫌いなもの:他人が謎で苦しむ事
英字綴り:Sherlock Shellinford
(プロフィールデータはオフィシャルファンブックより引用)

シャーロック・シェリンフォードは『探偵オペラ ミルキィホームズ』の主人公。
ホームズ探偵学院に在学。15歳。イメージカラーはピンク
「念動力(サイコキネシス)」のトイズを持っている…が第一話冒頭でトイズは消滅。(そもそもミルキィホームズのみんなのトイズ消滅には彼女が大きく関係している?)

愛称は「シャロ」。「シャーロック」を「シャロ」という萌え要素高い響きに略してしまうセンスに脱帽。
個人的にはこの「シャーロック・シェリンフォード」というネーミングが大好きです。「sh」で頭韻を踏んでいて耳に心地いいし、「シャーロック」だけだとそうでもないのに「シャーロック・シェリンフォード」となると女の子っぽく響くのが不思議。

外見上のポイントの特徴ある後ろ髪のふたつの輪っかは、コーデリアさんに取り外されたり、最終話ラストシーンで床に落ちてたり…。取り外し可能なのか…。

天然っぽいキャラはある意味王道ヒロインなんですが、この子の場合「まじめなひた向きさ」や、意外としっかりした面も持っています。そして、そのバランスの絶妙な崩壊具合が笑いを生み出しています。周りにつっこみ上手なキャラが多いせいでシャロの「ボケ」がしっかり生きているのもいいですね。

おかしな言動が多いのもシャロの特徴。「私は好きですよー、よだれー」「やっていたたたったた?」「うまがっだ〜」「そっちはまだです〜」等々。

この手のチームものの主人公は、他のキャラの中で普通っぽいポジション故の地味さをどうしても感じてしまうものですが…シャロの場合は真反対ですw。キャラ立ちの良さ、かわいらしさともしっかりした地位をミルキィホームズの中で確保しています。

しかし「円周率は3」と覚えていることから成績は良くない模様。子どもっぽい性格と頭脳からして、いまいちネタ元のホームズ氏の知恵や捜査能力はシャロには受け継がれてないようです。ってなんでですか〜

次回予告の4隅に出てくるアイコンは右上の「かまぼこ」。考えてみると、シャロのピンク&白のイメージカラーはまさにかまぼこ色。ちなみにシャロの好物もかまぼこ

(CV:三森すずこ)


第2幕でのシャーロック(シャロ)

もともとシャロは「ボケ」担当のアホっぽげなキャラだったのですが、第2幕ではそれに輪をかけた「常識とのズレ」っぷりを発揮。

この子の場合、犯人の指摘は「推理」ではなく120%「カン」です。キメ台詞は「あなたが犯人ですね!
しかしその「カン」は異常に鋭く、聞き込み中に犯人に偶然いきあたっていたり(2幕5話)、開始数分でいきなり真犯人を指摘したり(2幕6話)、馬鹿なのかスゴイのかわからないところがむしろかわいいです。

ただし、この子の「わかりましたー!」は危険です。大抵の場合わかっていません。わかっていないのに、前述の「カンの良さ」と合わせ技で、ちゃんと正解にたどり着いたりできる能力を発揮します。そのあたりも含めて、「探偵の自覚あるなしに関わらず探偵である」というミルキィホームズ第2幕の象徴でもあります。さすが主人公。

シャロの「サイコキネシス」のトイズは、1期最終話の限界突破状態を引き継いでいる様子(ミルキィホームズ全員にいえます)。なので、ゲーム版設定の「せいぜい1kg程度のものしか動かせない」という縛りはないと考えられます。そもそも1期1話冒頭の怪盗帝国との戦いでも、1kg以上ありそうな太い鎖を動かしていましたし、「成長途中のトイズ」なんでしょうね。

バリツ」という謎の格闘術も健在。…とはいえ「ぱんどらの壺」の封印を「バリッ」と剥がしたりしてるだけで、あいかわらずその効果は不明です。

第2幕では、シャロとアルセーヌ(=アンリエット)との関係を「導くもの」「導かれるもの」という表現で着地させました。1期最終話で見せた「トイズを核にした『探偵』と『怪盗』との相互依存関係」を一歩推し進めた結論です。
「無自覚な探偵」と「絶対的な怪盗」との相互調和と言い換えてもいいかもしれません。シャロたちミルキィホームズの「探偵」たる能力は強力すぎる故に「無自覚」では他人の迷惑になってしまいます(2幕3話、6話、11話など)。「前を向いたまま後ろ向きに全力疾走」するシャロたちにとって、「導くもの」の重要性は言わずもがなですね。


元ネタ:シャーロック・ホームズ

言わずと知れた世界一有名な名探偵。サー・アーサー・コナン・ドイルシャーロック・ホームズ」シリーズの主人公。

シャロの姓「シェリンフォード」は、W・S・ベアリング=グールド著「シャーロック・ホームズ―ガス燈に浮かぶその生涯」で言及されているホームズの母親の「ヴァイオレット・シェリンフォード」から。(この「シャーロック・ホームズ―ガス燈に浮かぶその生涯」という本は、ホームズを実在の人物のように想定してベアリング=グールドが伝記風に書き起こしたもので、彼の独自解釈が多く出てきます。上記のホームズの母親の名前「シェリンフォード」も、ドイルがまだ「シャーロック・ホームズ」を世に送り出す前に仮につけていた主人公の探偵ホームズの名のひとつでした。それをネタに独自解釈して著したのではないかと思われます)

ちなみに、ミルキィホームズたちの正装(?)である「インバネス・コートと鹿狩帽(ディアストーカー)」。シャーロック・ホームズのトレードマークのようにも扱われていますが、実はドイルの原作にはそのような記述は無く、挿絵や舞台俳優たち(特に舞台でホームズを演じたウィリアム・ジレットの影響は大きい)によって作り出されたホームズ像だったりします。

以前はよくNHKで、シャーロック・ホームズの冒険」というタイトルでイギリスのグラナダテレビ制作のドラマが放送されていましたが、このドラマでホームズを演じたジェレミー・ブレッドは、ホームズ本人かと思うくらいイメージそのまま。原作が掲載されていたストランド誌の挿絵の雰囲気にもっとも近い外見でした。


アニメ本編でのシャーロック・ホームズ

ホームズ探偵学院の正門正面に銅像が建っているシャーロック・ホームズ。アニメミルキィホームズにおいてもシャロの「おじいちゃん」として本編に登場します。シャロがおじいちゃんっ子らしいことは、本編での台詞の端々に「おじいちゃんは〜」とあることから明確です。

シャロの語るホームズおじいちゃんの説明の幾つかは、原作ホームズのパロディになっていますね。例えば1期8話の怪しい風邪薬の調合法なんかは、原作でホームズが事件がない暇な時に化学の実験をよくしていたことに通じていますし、2幕2話での「話が長い」というのも、原作の数編で事件の説明を長々と語るホームズのことを言ってると思われます。

シャーロック・ホームズとしてのアニメへの初登場は、シャロに「憑依」という形ですが1期9話「MHの悲劇」にて。来栖ソニアとの戦いの中で、その「サイコキネシス」のトイズの半端無い力を見せつけてくれました。

第2幕10話「Y.H.混乱してらっしゃる?」では、森・アーティの回想シーンの中で、怪盗たちと戦い怪盗たちのトイズを「ぱんどらの壺」に封印していました。また、同じシーンで、本家「バリツ」も披露。1期4話でのシャロの「バリツ」のポーズと同じでしたね。やっぱり技の効果は不明ですがw

(CV:諏訪部順一)

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2010年11月02日

譲崎ネロ

年齢:15歳
身長:151cm
体重:42kg
誕生日:8月28日
血液型:O型
好きなもの:動物、お金
嫌いなもの:動物を虐げる人
英字綴り:Nero Yuzurizaki
(プロフィールデータはオフィシャルファンブックより引用)

譲崎ネロはミルキィホームズのひとり。名前の読み方は「ゆずりざき ネロ」。ミルキィ4人中唯一の日本語の姓を与えられてます。
ホームズ探偵学院に在学。15歳。イメージカラーは黄色
「電子機器からの情報取得・制御(ダイレクトハック)」のトイズを持っている…が第一話冒頭でトイズは消滅。トイズに使うための金属へらを腕輪にして身につけている。

ショートカットでボーイッシュ。正装も他の3人と違いスカートでなくパンツルック。一人称も「ボク」。ボクっこ萌え要員ですな。すぐ舌を出したり、口が三角になることがチャームポイント。

ネタ元のキャラを引き継いでいるのか、食いしん坊(胸のリボンの上にはアメの形の飾り)。帽子の中にはお菓子が隠してあります。故に何時いかなるときでも帽子を取りません。
お金好きという設定も元ネタキャラを引き継いでいますね(第7話、サマースペシャル)。

アニメではあまりはっきり描かれていませんが、動物の言葉が(少しだけ)わかるようです。そういやかまぼこを一番かまっているのはネロですね。

うまうま棒が大好き。「ボクの○○(食べ物名)〜!」が口癖。
頭脳より行動の活発なネロの性格は元ネタのネロ・ウルフとは正反対。

個人的にネロ・ウルフが大好きなので、譲崎ネロにはシンパシーを強く感じてしまいます。甘えっ子っぽいしゃべり方やわがままな性格、単純さのせいでトラブルメーカーになりやすいところ、そういう欠点がすべてかわいく見えてしまうのは思い入れ故なのか…。
(元ネタのネロ・ウルフ自身も妙に子どもっぽいところがあって、全く違うキャラなはずなのに、たまにネロの言動にネロ・ウルフが透けて見えるときがある気がするんですが…私だけ?)

次回予告の4隅に出てくるアイコンは左下の「アメ」。咲のくわえてるアメと同じですが、ネロもアメは大好きです。ていうか食べ物大好きです。(追記:第2幕の次回予告からは、ネロのアイコンは「うまうま棒」に変更されています。やっぱりアメは咲のイメージのほうが強いですからね)

(CV:徳井青空)


第2幕でのネロ

第2幕でのネロは、1期に比べ「食いしん坊」に加え「守銭奴」な性格が強調されています(正確にはサマースペシャルからです)。そもそも常にミルキィホームズ全員が飢えている状況が続く中、食欲への執着という設定は個性としては目立ちにくいですからねー。「食欲」と「金銭欲」は、ご先祖様のネロ・ウルフから色濃く受け継いだ設定でもありますし。

わがままっぽい自己中心的な言動は相変わらず。しかし、第2幕では特にエリーとの関係で現実的な考えからミルキィホームズのバランスを取る役割を与えられました。自己主張が苦手で他人の考えの影響ばかりのエリーと、自己中で自分の利益確保に揺るぎないネロのふたりは、「探偵としてのミルキィホームズ」の「理想」と「現実」のせめぎ合いを表しているんですね。

第2幕2話「ナイスなすし」が非常にわかりやすいのですが、「他人を助けたい気持ち」と「現実に必要な経済力」のどちらも事件解決に不可欠ということ。そのどちらかだけでは「探偵」は成り立ちません。チームワークのミルキィホームズたる所以です。

また、この子の自己中っぷりは、すぐに「僕の〇〇〜!」と言うところにも現れています。間髪入れずシャロが「私たちのですー!」とフォローするのもお約束。エリーのバイトの稼ぎをFXにつぎ込んだり、コーデリアの稼ぎが少ないのを「チッ」と舌打ちしたりと、比類ない「クズかわいさ」をふりまきまくっています。

ネロの「ダイレクトハック」のトイズは、1期最終話時点での「錬金術」とまで言われる状態のままのようです。2幕4話で目覚まし時計をロボット型スーツに変成したり、2幕11話では「探偵の塔」の鉄筋などの構造物を使って攻撃したり、2幕最終話ではラジオを耕作機械にしたり、とんでもない便利さです。とにかく派手でわかりやすいこの子のトイズを使うシーンは、楽しくていいですね。

また、「動物の考えがある程度わかる」能力も発揮しています。2幕2話で打ち上げられたクジラの心を読んでますし、2幕4話では(夢の中ですが)かまぼこと話をしています(オフィシャルファンブックドラマCDでもかまぼこの通訳をするエピソードがあります)。一方で2幕1話ではゴボ天がオスなのに「たまご産まれそうだって?」と言ったことに対して間違いをエリーに指摘されたりもしてますがw


元ネタ:ネロ・ウルフ

レックス・スタウトの作品ネロ・ウルフ」シリーズに登場する名探偵。

体重1/4トンという巨体を持ち、その容姿通り美食家。
美食のために出かける以外は外出したくないという理由で安楽椅子探偵をやってる。趣味は事務所屋上での蘭の栽培(屋上へはエレベーターで行き来する)。

天才であるという自覚を持ち、尊大な話し方で依頼人や犯人を問わず相手を辟易させる性格です。しかも、趣味の美食と蘭栽培にお金がかかるため、報酬は超高額。食事中だったり蘭を世話している最中は頑に人に会おうとしない、超わがままっぷり。

自分が外出しない分、助手のアーチー・グッドウィン(ハンサムな好青年)が右往左往させられます。
(余談ですが、アーチーの一人称が訳者によって「僕」だったり「私」だったりするのですが、自分としては最初に読んだイメージで「僕」推薦です。ミルキィの方のネロの一人称的にも)

日本ではあまり有名でないネロ・ウルフですが、この濃いキャラのためか海外ではシャーロックホームズに匹敵する知名度があります。私も大好きな探偵で翻訳本はコンプリートしています。

第4話に出てきた「アイリーン・ドアラー」の元ネタ「ボヘミアの醜聞(シャーロックホームズ作品)」に登場する「アイリーン・アドラー」と「シャーロック・ホームズ」との子息である…かもしれない、というファン設定があります。

--
追記元ネタ:佐々木譲(?)

いまいち由来がわからなかったネロの名字「譲崎(ゆずりざき)」ですが、ひとつ思い当たった推理作家がいました。2009年に映画になった「笑う警官」や、同年のテレビドラマ「警官の血(江口洋介主演)」の作者「佐々木譲」です。

「ささきゆずる」→「ゆずりざき」って線はどうでしょう? ちょっと強引っぽいかなー。
オフィシャルファンブックを踏まえての追記:「譲崎」は音感を考えてつけた名前だそうで、元ネタはないようです。考え過ぎましたーw)

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